写経の宇宙観について、漫画を交えてお話ししてまいります。1~7ページ迄ございます。お写経を始める前にご笑覧いただければ幸いです。
お写経の仕方
まずは、発心からです。
何のために写経をするのか?
なぜ?写経をするのか?
その意味合いをしっかりと考えることからです。
写経をされる方は、様々な願いを込めてされることと存じます。
世界平和のために
受験合格のために
願望成就のために
心の平安を求めるために
亡くなった方の供養のために
世界平和のために。コロナ終息を願って・・・などの場合はであれば、1年という目標を立てられるといいでしょう。
毎日、一枚づつが理想ですが、始めたころは、1枚1時間ほどかかります。慣れてくると30分ほどで書き上げますが、毎日の事となると大変です。
ですから、毎日1行づつでも、一字づつ構いません。
そうです、般若心経であれば、262文字ですので、毎日1字で262日間となります。
もしくは、18行ございますので、一日一行かくと、18日間 そうすると、1年で20枚の写経を書くことが出来ます。
もちろん、多忙や病気などで書けない日もあるかと思います。たとえそのような日があるとしても、まずは「発心」することが大切です
写経を108巻書く いつまでに書くか? 1年で書くか?
受験合格や願望成就という具体的な願いであれば、目標は立てやすいですね。
合格発表まで、仕事の成果発表までなど。
自分のために写経をしてはならない。
ここで、話忘れましたが、自分の受験合格や願望成就のために写経をしてはならないという事です。
自分の幸せを求めて、仏に祈ることは、あってはならないのです。
ですから、ご家族の受験合格や恋人の成功を祈ってなど「利他」の心、人を幸せを祈ること言う事です。
心の平安を求めて
これは、後ほど触れますが、お写経を機械のようにただ写すだけでなく、その文字をかみしめ、お経の意味を理解するように心がけてください。そうすると、お写経を書いているだけで勝手に心が落ち着いてきます。
先祖・水子供養のためにお写経
亡くなった大切な方のためにお写経をされることはとても良いご供養になります。
その供養の心は、必ずや届いていることでしょう。
お写経の予定を考えましょう
ただ、やみくもにお写経を始めることは良くありません。
大切な仏様からのお言葉を、自分の心に移しだし、丁寧に書いていくのです。
そしてその写経は、お寺の本堂に奉納され、愛する方に届けられるのです。
1,いつから始めるか?
2,何巻の写経をするか?
ここで疑問に思った方もあるでしょう。
いつから? 例えば、命日が4月18日としましょう。
その命日に奉納するために、108巻を書こうと考えると毎日1巻づつ書こうと思えば、1月1日から書き出す必要があります。
お写経には、為書きといって、最後に願文を書きます。
このところには、亡くなった先祖や水子の戒名・没年月日など書かれるとより功徳が増すとされますので、そのような情報もしっかりと用意して始められることをお勧めします。