お経の意味2です。

写経を始める

静かな場所で、姿勢を正し、呼吸を整え、心をこめて、お経を写す

写経漫画でもお話ししているように、一字一字が仏様です。

その仏様を、自分の心に迎え、合体して、移すのです。

最近は、仏教ブーム?

仏教がブームであると最近のマスコミ報道で知りました。

そう考えると、お寺を見渡すと、若い方がきれいな服装でお参りされている姿をよく見ますね。

ちょっと前までは、おじいちゃんやおばあちゃんが、白装束でぞろぞろとお参りされている姿が日常でした。

若い方が、お寺に来て、手を合わせて一心に祈っている。

その発端となったのが、「御朱印」であり「写経」でもあると思います。

誰でもが、簡単に始められる「写経」に興味を持つ方が増えています。

写経を始めるのは、大歓迎です。そしてせっかく写経をされるのであれば、その意味をよく理解されるともっと良いでしょう。

ほら、仏弟子としての考え方(智恵)が写経を通じて芽生えてきましたね。

とはいっても、いざ書こうとすると、筆に慣れていないのが現代人。パソコンや携帯の文字入力に慣れて、紙に書くことを忘れてきていませんか?

ましてや、筆をつかうなど、小学校の書道いらいの事であり、まず文字のハードルにぶち当たります。

ハードルにぶつかると、その超える努力の前に、超えられない理由を考えるのも人間です。

様々な、理由をつけて、次に進めなくなっていませんか?

まず、自分自身を見直してみましょうね。

今まで同じような事はありませんでしたか?

何か始めようとすれば、すぐに別の声が聞こえてきます。

これは、お釈迦様も同じだったんですね。

お釈迦様が、菩提樹の下で瞑想に入っておられたときに、すんなりと悟りに至ったのではありません。

様々な誘惑が押し寄せてきます。楽な方へ楽な方へと、自分の心が嘘をつくのです。

ちょっと立ち止まってみましょう。

止観といって、立ち止まって考えてみるのです。

弱い自分を、強くすることではありません。弱い自分を弱い自分と理解するのです。

ちょっと立ち止まったこの一瞬 とても大切な時間でしたよ。

この時間が、あなたの潤いの時間となり、迷ったときにまた立ち戻れる時間です。

さあ、仏の智恵の世界に身を投じてみましょう。