お経の意味4です
瀬戸内寂聴さんは、とてもわかりやすく仏法を説くお坊さんとして大人気です。
ある時、テレビに出てお話しされていました。
一生懸命とは、命を懸けてという事です。
命がけでやっていることはありますか?
命を懸けて、向かい合う
命を懸けて事にあたれば、悩み事なんてすべて消えてなくなってしまいますよ。
命を懸けて行う事に、明日やろう。あさってやろう。来月やろうなんて時はありません。
命を懸けて「今」やらないといけないのですね。死んでしまっては何もできないのです。
今、前にあることを、命を懸けて、真剣に向き合っていると、悩みなど考えている余裕はないのです。
ただひたすらに。
ひたすらに続けていく。
ひたすらに仏を心に思い 身で行い、自分に仏をあらわし続ける。
仏様が後押ししてくださっている
写経を始めてから、何だか仏様が後押ししてくださっているような気がしてならない。
そうなんですね。写経をしていると、声なき声が聞こえてきます。
仏様が、遠くな存在ではなく、身近にいて応援してくださっている。そんな気分になるのです。
仏の言葉が、私の目に入り、心に刻み、私の口から仏が顕現していくのですね。
寂聴さんのテレビも、何もなければふーんと聞き逃していたことでしょう。
仏様と向き合っているからこそ、一生懸命の意味が心にスーと入ってきたのです。
それも御仏のお導き。ありがたいことです。
仏道修行する人を、仏様は助けてくださる。
それを「加護」といいます。
純粋に修行を続けることで、仏様の恩返しです。
お経の意味について、大まかなお話をつづってまいりました。
具体的な、お経を見つめていってください。
般若心経については、動画で説明しておりますので、よろしければ、ユーチューブからご覧ください。