お写経は、水子供養になりますか?
今から四年ほど前に、授かった子供が運悪く妊娠3ヶ月を前に流産いたしました。
その際は、妻も私も大変落ち込み悲しんでおりましたが、その後子供に恵まれる機会があり、悲しみも癒えておりました。
しかし、生まれたわが子の一人が難病に掛かり、その際には日頃の信仰心の無い自分も、神や仏にもすがる気持ちでわが子の回復を願い、その際にふと産まれなかった子供の事を思い出しました。
その後、難病からは回復することが出来ましたが、喜びと共に産まれることが出来なかった子供のことが思い出されるのです。
特にお寺で水子供養などはしなかったのですが、今からでもお寺で供養を行うと、妻にその時の悲しみを思い出させたり、妻が一時
仏教以外の新興宗教的なものを信仰していたために、自分から供養を行うことがきっかけで、また活動をしてしまうのが恐いのです。
自分の心の中で産まれなかった子供のことを思い出し、自宅でひっそりとお写経して、わが子の供養になるのでしょうか?
日頃の兄弟たちの無事の成長を感謝するだけでも供養となるのでしょうか。
それとも、正式な供養をお寺でしなければいけないのでしょうか?
水子供養のためにお写経をされることはとても良いでしょう
命って何でしょうか?
供養って何でしょうか?
まず、大切なことは、親としてわが子の成仏を祈ることです。
悲しいかな、この世に生まれることが出来なかったわが子の成仏を、親が祈らなくて、誰が祈ってくれるのでしょう。
どのような事情があろうとも、わが子は必死に生きようとしていたことは確かです。
わが子の立場で考えてみてください。
つぎに産まれてきた子供が、難病であろうと、元気であろうと
奥様が新興宗教に入っていようと、それは関係ありません。
まず、純粋にあなたがわが子の成仏を祈ることです。
その思いが、わが子に伝わり、わが子は喜び、必ずや守護霊として見守っていてくれる。
供養には様々な方法があります。
貴方の出来る範囲で構いません。
まずは、写経でご供養なさってあげてください。
写経用紙は、文房具店やこのページの写経無料ダウンロードをしてすぐに始められます。
何かをしなければならない。と考えるのではなく、親として何をしてあげられるか?
亡くなった子供も、生きている子供も、どちらも同じです。
しっかりと、亡くなったわが子を愛してあげましょう。